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膝痛
●概要
体重を支え、歩行に重要な膝関節の周辺に生じる痛みです。
●原因
膝関節の周囲には複数の筋肉の腱や靭帯が存在します。膝は歩行や立ち上がりなど、日常生活で頻繁に使用する関節です。そのため筋肉や腱に負担が蓄積したり、骨と骨のぶつかりによる変形など様々な原因によって痛みが生じます。
●膝痛に関する鍼灸の論文紹介
【鍼施術による変形性膝関節症の痛みの変化】
この論文では、変形性膝関節症の患者さんを対象に、鍼施術によって痛みや脳の働きにどのような変化が起こるのかを調べています。
鍼施術を行う場所によって、経穴(ツボ)に鍼を刺す群と、経穴ではない場所に鍼を刺す群に分け、両群を比較していました。
その結果、経穴に鍼を刺した群では、経穴ではない場所に鍼を刺した群と比べて、KOOSという膝の症状や痛みなどを評価する指標に改善がみられました。
また、fMRI(磁気共鳴画像法)を用いて脳の状態を調べたところ、痛みに関係する脳の働きにも変化がみられました。
この結果について、著者らは、鍼施術によって脳から脊髄を介して痛みを抑える「下行性疼痛抑制系」と呼ばれる仕組みが関係している可能性を考察しています。
引用
Chen X, Spaeth RB, Retzepi K, Ott D, Kong J. Acupuncture modulates cortical thickness and functional connectivity in knee osteoarthritis patients. Sci Rep. 2014 Sep 26;4:6482. doi: 10.1038/srep06482. PMID: 25258037; PMCID: PMC4175730.
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