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不眠
●概要
不眠とは、寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝早く目が覚める、十分眠った感じがしないなどの症状の総称です。
●原因
不眠には様々な原因がありますが、ストレスや生活リズムの乱れによって自律神経のバランスが崩れることが関係すると考えられています。
自律神経には大きく2種類あり、活動時に興奮する交感神経と休止時に興奮する副交感神経が存在します。
自律神経のバランスが乱れると、本来休息時に抑えられるべき交感神経が活動し続け、不眠症状が生じると考えられています。
●不眠症に関する鍼灸の論文紹介
【鍼施術による不眠症患者の睡眠評価と脳活動の変化】
この論文では、健康な成人と不眠症の患者さんを対象に、不眠症の患者さんを鍼施術を行う群と偽の鍼施術を行う群に分け、fMRI(磁気共鳴画像法)による脳活動や、不安、睡眠状態に関する質問票などを用いて比較しています。
健康な成人と不眠症の患者さんを比較したところ、視床などの脳活動に違いがみられました。また、鍼施術を行った群と偽の鍼施術を行った群を比較したところ、視床や扁桃体など、感情や覚醒状態に関係する脳領域の活動にも変化がみられました。
この結果について、著者らは、鍼刺激によって自律神経系や感情の調節に関わる脳の働きに変化が生じ、不眠症にみられる過剰な覚醒状態に影響した可能性を考察しています。
引用
Jiang TF, Chen ZY, Liu J, Yin XJ, Tan ZJ, Wang GL, Li B, Guo J. Acupuncture modulates emotional network resting-state functional connectivity in patients with insomnia disorder: a randomized controlled trial and fMRI study. BMC Complement Med Ther. 2024 Aug 21;24(1):311. doi: 10.1186/s12906-024-04612-0. PMID: 39169368; PMCID: PMC11340108.
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